「研究を始めてみたいとは思うけれども、どんな研究をしようか迷っておられる皆様」、「少し研究を始めたけれども、もっと異なる分野の研究に挑戦してみたいと考えられている皆様」は少なくないかもしれません。実際に、“自分に適したやりがいのある研究”にたどり着くには、案外難しいかもしれません。
環境労働衛生学教室では、最先端の分子生物学研究から環境学分野のフィールドワーク研究や疫学研究といった幅広い分野から、自分に適したやりがいのある研究を選ぶことができます。
名古屋大学大学院医学系研究科の修士または博士課程に進学を希望する方は、遠慮なく加藤昌志に連絡を取っていただけると幸いです。
【特長】
本研究室におけるセールスポイントは以下の6点です。
①分子生物学の研究から環境科学・疫学を含めたフィールドワーク研究まで幅広く研究していること。
②幅広い分野を網羅対応しながらも、各分野において最先端の研究を実施していること。
③大学院生や若手研究者が、研究室で進行している種々のプロジェクトに積極的に参加し、貢献することにより、短期間に、より多くの業績をあげることができること。
④医学・薬学・理学・農学の博士号を持った指導者による直接指導するシステムが整っているので、実験技術や科学的思考方法を安心して身につけられること。
⑤医学部・医学系研究科としては珍しく、一般企業への就職活動を支援した経験のあるスタッフが複数いるので、大学院生の就職に関する丁寧なサポートが可能であること。
⑥環境労働衛生学は、産業医の教育に関わる教室です。ですから、医師の方は、産業医の資格を取得すれば、大学院の間に非常勤の産業医を行っていただくことが可能です(もちろん、自分の専門領域の非常勤医師をしていただくことも可能です)。
【将来の活躍が期待できる分野】
1. 教育研究者:大学や研究所などで教育研究者として活躍することもできます。実際に、本研究室で学位を取得された皆様が、世界中の研究室で、准教授・教授等として、活躍されています。
2. 企業の研究者:分子生物学や疫学等に関する高度で幅広い知識・技術を生かして、企業に研究者として就職することもできます。本研究室では、医薬品・ヘルスケア商品・化粧品・食品・環境関連企業と多くの産学共同研究が進行していますので、こうした企業が主たる就職先のターゲットになります。
3. 海外留学:本研究室は、海外の50を超える研究室との国際共同研究が進行中ですので、本人の希望があれば欧米や豪州等の留学先を紹介することもできます。
4. 産業医等の労働衛生の専門家:医師の方は産業医として、医師以外の方は、衛生管理者・作業環境測定士・労働衛生コンサルタント等の資格を取得することにより、労働者の病気の予防と健康の保持増進のために活躍することもできます。
5. 衛生行政:国際保健機関(WHO)、国際労働機関(ILO)、厚生労働省、衛生研究所等で、国内外の衛生行政機関で活躍することもできます。